メジャーリーグのキャンプ

日本のプロ野球では2月に入ると、キャンプというシーズンに向けたトレーニングをチームごとに行いますが、ベースボールの本場メジャーリーグにも各チームごとに「スプリングトレーニング」というキャンプのようなものが存在します。

現在メジャーリーグに属する30球団は、15球団ずつアメリカの中でも気候が温暖なフロリダとアリゾナに分かれてシーズンに向けた練習とオープン戦、通称「スプリングトレーニングを行っています。ちなみにフロリダでトレーニングを行うチームで構成されるのがグレープフルーツリーグ、アリゾナでトレーニングを行うチームで構成されるのがカクタスリーグです。トレーニングは2月中旬から3月下旬にかけて行われます。

日本のプロ野球ではチームの全選手が一斉にキャンプに突入しますが、メジャーリーグではまず投手と捕手のバッテリー組が先にトレーニングを開始し、後に野手組が合流するケースがほとんどです。またスプリングトレーニングでは全体の練習時間は短く、日本のプロ野球のように激しい練習をするのではなく、個人の裁量に合わせて体のコンディションを整えることを目的としています。しかし選手にとってはシーズン開幕に向けてのアピールの場であり、実戦で結果を残せないとマイナーリーグへの降格を余儀なくされる厳しいサバイバルの一面も持っています。

ベース